昔も、今も、暑気払いは一緒、
ひと汗かいて、涼しいー
そんなお話を、下の動画でしております。
夏ふぐ 夜話 と題しまして、ほぼ、声だけの 動画を、作ってみました。
以下、youtubeでお話しました、そのお話の 締めくくり その4 でございます。
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さて、
先ほどの3人は、どうしたでしょう?
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ふぐちりを食べ終えて、ふう。と息をついた3人。
「これ、いいな」
「いいよな」
「雑炊、まだかな」
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江戸っ子の、夏の食べ物に、「どぜう」がございます。
「せ」に、「う」と繋げて、「しょう」と読む、旧仮名遣いでは、
どぜう、と書いて、ドジョウ鍋のことですね。
夏の暑さを吹き飛ばす、「暑気払い」では、
暑い店内で、七輪に乗った、薄手鍋の「どぜう鍋」が人気です。
熱々のどぜうを食べたら、やおら、団扇を渡される。
その団扇を持って、店裏の土手を登ると、墨田川。
夕方、川上へ向かって吹いてくる風が、汗をかいた体に心地良い。
サウナの「ロウリュウ」も、同じ理屈ですね。
汗が溜まった体へ、タオルで、ぶわっ、と、熱気をかけてもらう。
と、大粒の汗が、どっと出て、なんとも心地良い。
暑さを払うには、もう一汗かくのが、やはり、気持ちが良いですね。
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お雑炊も食べ終えて、デザートの3人。
「やっぱり、汗かいちゃったなー」
「かいちゃったなー」
「・・・。」
「いい夜だな~」
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結局、
なんだかんだ、申しまして、もうかれこれ、60年にも届きそうなくらい、
当店では、夏のふぐ料理を手掛けてまいりました。
このお話を辛抱強く聞き続けて下さった皆様、
本当にありがとうございました。
最後に、件の3人組のお話をまとめないと、イケないですね。
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お腹を少々さすりながら、満足気に歩いていく3人。
「あ、白子、食べてなかったな~」
「白子ねー 冬だろ、それはー」
「じゃぁ今度、また冬に来るか~」
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まだ、眠れない方は、
もう一度、この動画を最初から開いて頂く事を、お勧めいたします。
また、こんなお話の積もりました際に、
皆様に、お聞き頂ける事を願いまして、
本日は、ご視聴ありがとうございました。
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